iFolderの共有

iFolderを複数のユーザと共用することができます。 このセクションでは、次のタスクについて説明します。

ユーザのアクセス権を理解する

次の表では、ユーザまたはLDAPGroupのアクセスのレベル別に関連付けられた機能を説明しています。

重要:LDAPGroupのすべてのメンバーは、LDAPGroupのアクセス権セットを継承します。

表 3 ユーザアクセス権に基づくiFolder所有者とメンバーのケーパビリティ

機能

所有者

フル制御を持つメンバー

読み込み権と書き込み権を持つメンバー

読み込み専用権を持つメンバー

エンタープライズサーバ上でiFolderによって占有される容量が、ユーザの割り当て量として指定される

対応

非対応

非対応

非対応

所有権をiFolderユーザである他のメンバーに移動する

対応

非対応

非対応

非対応

iFolderの割り当て量の設定

非対応

非対応

非対応

非対応

iFolderを他のユーザに対して有効にする(共有)

対応

対応

非対応

非対応

iFolderを他のユーザに対して無効にする(共有停止)

はい

はい(所有者を除く)

非対応

非対応

他のユーザへのiFolderアクセス権の割り当て

はい

はい(所有者を除く)

非対応

非対応

iFolderのディレクトリ、ファイルの読み込み

対応

対応

対応

対応

iFolderのディレクトリ、ファイルの追加、変更、削除

対応

対応

対応

非対応

iFolderのディレクトリ、ファイルのリネーム

対応

対応

対応

非対応

iFolderのリネーム

非対応

非対応

非対応

非対応

複数のコンピュータでのiFolderの設定

対応

対応

対応

対応

iFolderを標準に戻す(ローカルコンピュータでは参加しない)

対応

対応

対応

対応

有効なiFolderを削除して参加を拒否する

対応

対応

対応

対応

iFolderを削除し、サーバからiFolderとそのファイルを削除する(フォルダを再度標準フォルダに戻し、他のユーザと共有しない)

対応

非対応

非対応

非対応

[共有]タブにアクセスする

iFolderのメンバーシップは、[iFolderのプロパティ]ダイアログボックスの[共有]タブで管理できます。

重要:iFolderを共有できるのは、アカウントの共有ポリシーが、iFolder管理者によって有効にされている場合のみです。

  1. iFolderが起動していない場合は起動してください。

  2. [iFolderのプロパティ]ダイアログボックスの[共有]タブを開くには、次のいずれかを実行します。

    • ファイルマネージャで、共有するiFolderを右クリックして、[共有]を選択します。.

    • iFolderブラウザで、iFolderを選択し、[共有]を選択します。

ユーザをiFolderに追加する

  1. [共有]タブで、[追加]をクリックして、[ユーザの選択]ダイアログボックスを開きます。

  2. ユーザのリストから1人以上のユーザまたはLDAPGroupを[追加するユーザ]リストに追加し、[OK]をクリックします。

    ユーザがサーバと同期されるまで、数秒かかる場合があります。 通知が完了するとすぐに、ページの右側下部に通知が表示されます。

  3. [共有]タブで、同じアクセス権を割り当てるユーザを1人以上選択します。

  4. [権利]をクリックして、[フル制御]、[読書き可能]、または[読み込み専用]アクセス権を選択し、[OK]をクリックします。

  5. これまでの手順を繰り返して、iFolderを共有するすべてのユーザまたはLDAPGroupを招待し、アクセス権を設定します。

  6. [閉じる]をクリックし、[iFolderのプロパティ]ウィンドウを閉じます。

ユーザのアクセス権を編集する

iFolderのメンバーの作業関係と状況が変わるときは、ユーザのiFolderへのアクセス権を変更しなければならない場合があります。 たとえば、信頼するユーザにiFolderの[フル制御]権を付与する場合などです。

  1. [共有]タブで、同じアクセス権を割り当てるユーザを1人以上選択します。.

  2. [権利]を選択し、続いて[フル制御]、[読書き可能]、または[読み込み専用]の権利を指定します。

    ユーザまたはLDAPGroupの参加を招待すると、初回は[アクセス]ダイアログボックスの[このユーザをiFolderの所有者にする]オプションは無効(淡色表示)になっています。新しいユーザを所有者にする場合は、そのユーザの状態が[招待ユーザ]から[iFolderユーザ]に変わるまで待つ必要があります。その後で所有権を移動します。LDAPGroupに所有権を転送すると、LDAPGroupに属すすべてのメンバーにその所有権が付与されます。

  3. [OK]をクリックし、再度[OK]をクリックして[iFolderのプロパティ]ウィンドウを閉じます。

iFolderからユーザを削除する

iFolderの共有を解除するには、iFolderのメンバーとしてユーザまたはLDAPGroupを削除する必要があります。ユーザまたはLDAPGroupメンバーのワークステーションにあるiFolderは通常のフォルダになります。データのコピーはこれまでのメンバーのワークステーションには残りますが、共有iFolderと同期されることはありません。

  1. [共有]タブで、リストから1人以上のユーザを選択します。

  2. [削除]をクリックし、[はい]をクリックします。

所有権をiFolderユーザに移動する

iFolderの所有者はiFolderの所有権を他の個人のメンバーまたはiFolderユーザであるLDAPGroupに付与できます。所有権を移動すると、元の所有者は読み書き可能権利を持つメンバーになり、iFolderによって占有される容量も新しい所有者に設定されます。LDAPGroupがiFolderの所有者の場合、そのグループに属すすべてのメンバーに所有権が付与されます。

  1. ファイルマネージャまたはiFolderブラウザで、所有権を移動するiFolderを右クリックし、[共有]を選択して、[iFolderのプロパティ]ダイアログボックスの[共有]タブを開きます。

  2. ユーザの一覧から、新しい所有者にするiFolderユーザを選択し、[権利]をクリックします。

  3. [このユーザをiFolderの所有者にします]を選択します。

    ユーザの状態が[招待ユーザ]である場合、[アクセス]ダイアログボックスの[このユーザをiFolderの所有者にする]オプションは無効(淡色表示)です。 この場合、ダイアログボックスを閉じて、ユーザの状態が[招待ユーザ]から[iFolderユーザ]になるまで待ちます。その後で、これまでの手順を繰り返して所有権を移動します。

  4. [OK]をクリックし、再度[OK]をクリックして[iFolderプロパティ]ウィンドウを閉じます。

詳細については、「 保証と著作権.