SMTP 経由での送信

SMTP 接続による複数のメールの送信

デフォルトでは、ひとつの SMTP トランスポートが ひとつの接続を作成し、スクリプトの実行中はそれを使いまわします。 この SMTP 接続で、複数のメールを送信できます。 SMTP のハンドシェイクを正しく行うには、 メッセージの配送の前に RSET コマンドを発行します。

任意で、既定の reply-to ヘッダだけではなく、既定の email アドレスと名前も 定義できます。これは静的メソッド setDefaultFrom() 及び setDefaultReplyTo() を介して行なわれます。 これらの既定値は、既定値がリセット(消去)されるまで、 From/Reply-to のアドレスや 名前を指定しない場合に使われます。 既定値は clearDefaultFrom() 及び clearDefaultReplyTo を使って消去されます。

Example #1 SMTP 接続による複数のメールの送信

  1. // トランスポートを作成します
  2. 'name' => 'sender.example.com''mail.example.com', $config);
  3.  
  4. // 送信するメール全てで使う From 及び Reply-To のアドレス及び名前を設定します
  5. 'sender@example.com', 'John Doe''replyto@example.com','Jane Doe');
  6.  
  7. // メッセージをループ処理します
  8. 'studio@example.com', 'Test''Demonstration - Sending Multiple Mails per SMTP Connection''...Your message here...'// 既定値をリセットします

各配送ごとに別々の接続を使用したい場合は、 send() メソッドのコールの前後に トランスポートの作成と廃棄をする必要があります。 あるいは、トランスポートのプロトコルオブジェクトを用いて 各配送の接続を操作することもできます。

Example #2 トランスポートの接続の手動制御

  1. // トランスポートを作成します
  2. 'mail.example.com');
  3. $protocol->connect();
  4. $protocol->helo('sender.example.com');
  5.  
  6. $transport->setConnection($protocol);
  7.  
  8. // メッセージをループ処理します
  9. 'studio@example.com', 'Test''studio@example.com', 'Test''Demonstration - Sending Multiple Mails per SMTP Connection''...Your message here...');
  10.  
  11.     // 手動で接続を制御します

SMTP 経由での送信