XML から JSON への変換Zend_Json には、XML 形式のデータを JSON 形式に変換するための便利なメソッドがあります。 この機能は » IBM developerWorks の記事 に触発されて追加したものです。 Zend_Json には、静的関数 Zend_Json::fromXml() が搭載されています。この関数は、XML を受け取って JSON を作成します。 入力パラメータには、任意の XML 文字列を渡せます。 また、オプションのパラメータで論理値を渡し、 変換処理中に XML の属性を無視するかどうかを指定できます。 このパラメータを省略した場合のデフォルトの挙動は、 XML の属性を無視します。この関数の使用法は、以下のようになります。
Zend_Json::fromXml() 関数は、 入力として渡された XML 形式の文字列を、 それと同等な JSON 形式の文字列に変換して返します。 XML の書式にエラーがあったり変換中にエラーが発生した場合は、 この関数は例外をスローします。 変換ロジックは、XML ツリーを再帰的に走査します。 最大で 25 段階までの再帰を行います。 それ以上の深さに達した場合は Zend_Json_Exception をスローします。Zend Framework の tests ディレクトリ内には XML ファイルがいくつか入っているので、 それらを用いると xml2json の機能を確認できます。 XML 入力文字列の例と、 Zend_Json::fromXml() 関数が返す JSON 文字列の例を次に示します。 この例では、オプションのパラメータで XML の属性を無視しないように設定しています。 そのため、JSON 文字列の中に XML の属性の情報が含まれていることがわかるでしょう。 Zend_Json::fromXml() 関数に渡す XML 入力文字列です。
Zend_Json::fromXml() 関数が返す JSON 文字列です。
変更内容1.11.6 での変更内容Starting from the release 1.11.6 the Zend_Json::fromXml() function has been rewritten from scratch in order to manage XML element with attributes, text value and sub-elements (see the » ZF-3257). For instance, if you have an XML document like this:
Zend_Json::fromXml() から返される JSON 出力文字列はこうです。
The idea is to use a special key value (@text) to store the text value of an XML element, only if this element contains attributes or sub-elements (as in the previous examples). If you have a simple XML element with only a text value, like this:
the JSON will be {"a":"foo"} that is quite intuitive, instead of {"a":{"@text":"foo"}}.
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